去年、市が開催した、ある講習会に参加した。
趣旨は、異文化交流へのボランティアをするにあたってのものだった。 テーマを投げかけられ、グループで話し合い、意見をまとめグループ発表するというものだった。(このグループわけも興味深かった) いくつかあったテーマの中の一つに 日本人学生と韓国人学生が、あるニュースについて口論しています。 そのニュースは、事故でお母さんが亡くなり、子供が助かったというものでした。 日本人学生が、「子供が助かって良かったね」というと、韓国人学生は「いや、良くない」といい争っていました。 この口論について、どう思いますか? というものがあった。 私は、親であろうと、子供であろうと、命の尊さに変わりはないのだから、なぜ口論するのかわからないと思った。 そして、ほとんどのグループが、韓国は儒教の社会で親をとても尊び、日本は子供を優先する傾向があるから、という意見になった。 それを受けて、この日講師であった大学の先生が事実を話された。 これは本当にあった話です。 ぼくは、この場にいました。 よくよく学生に話を訊いてみると、日本人学生は、お母さんの立場から、「子供が助かって良かった」といい、韓国人学生は、子供の立場から、「お母さんが亡くなった子供がかわいそうだ」と言っていたのです。 これを聞いた時、私の中で、なにかが起こった。 視点をかえてみる大切さ、難しさをまた教えてもらった。
by wsuika
| 2005-02-16 22:59
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